冷蔵庫の引越し準備と注意点

冷蔵庫の引越し準備と注意点

引越しで冷蔵庫を運ぶときには、事前の準備といくつかの注意点があります。

■引越し前の準備
・引越しの前日までには、冷蔵庫が空になるようにします。
→前日までに食べきれなかったものや引越し先でも引き続き使う食材などは、クーラーボックスに入れて運ぶといいでしょう。引越し業者によっては、クーラーボックスを無料で貸し出してくれるところもあります。
・冷蔵庫内が空になったら、引越し前日にコンセントを抜きます。
→電源を切ることによって、庫内の霜が溶けます。
引越し当日に電源を切ると、運搬中に霜が溶け出して、室内やトラックの中が水で濡れてしまうことがありますので、注意しましょう。

■引越し時の作業
・庫内に溶けた霜を取り出します。
→引越し業者に頼んだ場合は、業者サイドで対応してくれます。
・冷蔵庫を運ぶ時には、横にしないで立てたまま運びましょう。
→横にして運ぶと、コンプレッサー（圧縮機）の故障の原因になります。

■引越し先での注意点
・冷蔵庫は、庫内を冷やす代わりに、背面や側面から熱を排出させているため、
設置するときには、壁との間に適当な隙間を作らなければなりません。
背面は10cm以上、側面は2cm以上開けて設置するようにしましょう。
・冷蔵庫を設置したら、庫内のガスやオイルを落ち着かせるため、1〜2時間たってから電源を入れましょう。
→ただし、最新機種の中には、すぐに電源を入れてもいいものもあります。詳しくは、取扱説明書などで確認してください。
・さらに、冷蔵庫内が冷えるまで、通常2〜3時間、夏場は10時間ほど待ってから、食材を入れるようにしましょう。
・冷蔵庫によっては、背面上部に転倒を防ぐためのベルトかけがつけられています。引越ししたあと早めの段階で、地震に備えて冷蔵庫転倒防止ベルトをかけて、壁や柱に固定し地震対策をしておくといいでしょう。